学習塾の集客方法というと、チラシ、ポスティング、紹介、ホームページ、ブログ、SNSなど、さまざまな施策が思い浮かびます。
ただ、これからの個人塾にとって、かなり重要になってくるのが「YouTube集客」です。
理由は、単に動画でたくさんの人に知ってもらえるからではありません。
保護者が塾を選ぶときに、
「この先生は、どんな考え方の人なのか」
「子どもを任せても大丈夫そうか」
「うちの家庭と合いそうか」
を、入塾前に知ることができるからです。
本記事では、すららネット公式チャンネルで公開した堀口塾・堀口先生へのインタビューをもとに、学習塾集客においてYouTubeがなぜ有効なのかを詳しく解説します。
Youtubeチャンネルでは動画解説も行っておりますので、こちらも合わせて御覧ください。
学習塾集客でYouTubeが重要になる理由
堀口塾では、現在の集客チャネルの中心がほぼYouTubeになっているそうです。
広告費は0円。チラシ配りも基本的にはほとんど行っていない。
それでも問い合わせにつながっている背景には、塾長自身が顔を出し、自分の考えを本音で発信し続けていることがありました。
学習塾集客では、どうしても「いかに多くの人に見てもらうか」に目が向きます。
もちろん認知を広げることは大切です。
しかし、塾は単価の安い衝動買いの商品ではありません。保護者は、子どもを任せる相手として、その塾を見ています。
つまり、塾集客で本当に大事なのは、単に問い合わせ数を増やすことだけではありません。
「この塾なら任せられそう」と思ってもらうこと。
「この先生の考え方に共感できる」と感じてもらうこと。
「入塾後のイメージ」が持てること。
YouTubeは、そこを伝えるためのメディアとして非常に相性が良いのです。
顔が見える塾は、保護者に安心されやすい

動画の中で特に印象的だったのが、堀口先生の「顔は絶対出した方がいい」という話です。
もちろん、顔出しには抵抗がある方も多いと思います。写真に写るのも苦手、動画で話すのは恥ずかしい、という塾長先生も少なくないはずです。
ただ、保護者の立場から見ると、塾長の顔が見えることは大きな安心材料になります。
初回面談で初めて会う人なのか。
それとも、動画を通じて何度も見ていて、考え方も少し知っている人なのか。
この差はかなり大きいです。
堀口先生も、動画を見て問い合わせてきた保護者は、最初から「知っている人」と話すような感覚で面談に入ってくれると話していました。
これは、学習塾にとって非常に大きなメリットです。
なぜなら、入塾前の不安が減るからです。
保護者は、料金や場所、合格実績だけで塾を決めているわけではありません。
最後はやはり、
「この先生に任せられるか」
「この塾の考え方に納得できるか」
を見ています。
その判断材料として、YouTubeはかなり強いのです。
YouTubeは、ミスマッチを減らす集客方法でもある

YouTubeの良さは、ただ多くの人に見られることではありません。
むしろ個人塾集客にとって大事なのは、「合う家庭」と出会いやすくなることです。
堀口先生は、動画の中で保護者に対してかなり本音で話しているそうです。
母親はどうあるべきか。
父親はどう関わるべきか。
合格に向かう家庭にはどんな姿勢があるのか。
ときには耳の痛い内容もあるかもしれません。
でも、そこにこそ塾長の考え方が出ます。
一般論ではなく、「私はこう思う」という発信を続けることで、それに共感した保護者が問い合わせてくる。
一方で、方針が合わない家庭とのミスマッチは起こりにくくなる。
これは、広告やチラシだけではなかなか実現しにくいことです。
集客というと、どうしても「たくさん問い合わせを増やす」ことに目が向きがちです。
でも、個人塾にとって本当に大事なのは、数だけではありません。
自塾の考え方に合う家庭と出会うこと。
入塾後にお互いが納得して通えること。
教室の方針に共感してくれる保護者と関係を築くこと。
その意味で、YouTubeは「集客ツール」であると同時に、「ミスマッチを減らすツール」でもあります。
iPhoneとVrewでも始められる

YouTubeというと、撮影機材や編集ソフトを揃えないといけないと思うかもしれません。
しかし堀口先生は、かなりシンプルに運用されています。
撮影はiPhone。
編集はVrewなどのツールを活用。
無音部分のカットやテロップ作成も、ツールの力を借りながら進める。
編集時間は、1本あたりおよそ1時間ほど。
もちろん、こだわろうと思えば、ライト、マイク、カメラ、背景、サムネイル、タイトルなど、改善できる部分はいくらでもあります。
ただ、最初から完璧な動画を作ろうとすると、なかなか始められません。
学習塾のYouTube集客で最初に大切なのは、映像作品を作ることではなく、自分の考えを言葉にすることです。
日々の教室で起きたこと。
保護者との面談で感じたこと。
生徒の成長を見て気づいたこと。
受験や学習について、世間の一般論とは少し違うと思っていること。
そうしたものを、自分の言葉で発信していく。
それだけでも、保護者にとっては大きな判断材料になります。
ネタは、日々の教室の中にある
塾集客方法としてYouTubeを考えると、「何を話せばいいのか」が最初の壁になります。
堀口先生は、YouTubeのネタについて「その日に起こること」を書き留めておくと話していました。
たとえば、合格した生徒の保護者が教室に来て話してくれたこと。
「うちの子は、不合格になることを全く考えていなかった」
そんな一言から、「合格する家庭の姿勢」や「母親の信じる気持ち」について話す動画が生まれる。
これは、塾長だからこそ語れる内容です。
外部のマーケターが作ったきれいな文章ではなく、日々の現場から出てきた言葉だからこそ、保護者に届きます。
そして、発信することで、塾長自身の考えも整理されていきます。
動画を作ることは、自分の中に眠っていた考えを表に出す作業でもあります。
「自分はこういうことを大切にしていたんだ」
「この方針は、もっと言語化した方がいいな」
そう気づくきっかけにもなるはずです。
個人塾は「一点集中」で勝つ

最後に、堀口先生が個人塾にとって大事だと話していたのが「一点集中」です。
何でもできます。
小学生も中学生も高校生も見ます。
全教科対応します。
受験も補習も定期テストも全部やります。
もちろん、そうした塾が悪いわけではありません。
ただ、個人塾が選ばれるためには、「何の塾なのか」が伝わることが重要です。
堀口先生は、飲食店にたとえて話していました。
天ぷらなら天ぷら。
うなぎならうなぎ。
これがめちゃくちゃおいしい、という一本があるから選ばれる。
個人塾も同じです。
まずは、自分の塾が何に強いのかを一点に絞る。
その強みが伝わる発信を続ける。
うまくいってから広げていく。
この順番が大切なのだと思います。
YouTubeも同じで、何でも話せばいいわけではありません。
自塾の強み、自分の考え、保護者に本当に伝えたいことを、一本の軸として発信していく。
それが、個人塾のYouTube活用において重要なポイントです。
学習塾は、YouTubeを今すぐ始めた方がいい
今回の話を聞いて、あらためて感じたのは、学習塾にとってYouTubeは単なるWeb集客の一手段ではないということです。
YouTubeは、塾長の顔を見せる場所です。
考え方を伝える場所です。
保護者とのミスマッチを減らす場所です。
自塾の強みを言語化する場所です。
そして何より、保護者が「この先生に任せたい」と思うきっかけをつくる場所です。
もちろん、最初からうまく話せなくてもいいと思います。
編集が完璧でなくてもいい。
サムネイルやタイトルに悩んでもいい。
再生数がすぐに伸びなくてもいい。
大事なのは、塾長自身の言葉で発信を始めることです。
塾を選ぶ保護者は、これからますます「情報」だけでなく「人」を見るようになります。
だからこそ、学習塾はYouTubeを今すぐ始めた方がいい。
その一歩目として、まずは自分の考えを1本、スマホで撮ってみるところから始めてもいいのではないでしょうか。
この記事は塾にどう効くか
再生数を追う施策ではありません。顔と考え方が事前に伝わることで、合わない家庭が最初から来なくなる。この「ミスマッチが減る」効果がいちばん大きいという話です。
iPhoneとVrewがあれば始められるので、初期投資はほぼ不要です。
保護者への説明材料になるか
保護者向けというより、塾長自身の判断材料です。動画に出るかどうかは、多くの塾長が迷うところだと思います。
ただ、動画を出している塾は、体験申込みの前に「どんな先生か」を知られている状態で会えます。面談の入り方がまったく変わります。
指導・カリキュラムへの影響
指導ではなく集客の設計に関わります。ネタは日々の教室のなかにある、という指摘のとおりで、特別な企画を考える必要はありません。
「一点集中」という助言も現実的です。手を広げるより、扱うテーマを絞ったほうが個人塾には向いています。
発信のネタとして使えるか
この記事自体が発信の話です。動画とホームページは競合しません。動画で知ってもらい、ホームページで確認される。役割が違います。
ホームページ側に動画を埋め込んでおくと、両方の効果が上がります。更新の手間もかかりません。
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