AI検索対策(AIO)とは何?
ChatGPTなどのAIが塾を紹介するとき、自分の塾の情報が正しく使われるように整えることです。AIが読めるのは、ページに文字として書かれている情報だけです。
画像の中に書かれた料金表や、問い合わせないと分からない情報は、AIには存在しないのと同じです。
「AI検索最適化」「LLMO」などとも呼ばれますが、指しているものはほぼ同じです。この記事では、なぜ今これが重要なのか、そして何から手をつければいいのかを順に整理します。
なぜ今、AI検索対策が重要なのか?
検索は候補を10件ほど並べます。AIは答えを3つほどに絞ります。10件目でも見てもらえる可能性が残る世界と、3つに入らなければ存在しないのと同じ世界とでは、必要な準備が違います。
これまで保護者は「〇〇市 個別指導塾 おすすめ」と検索し、並んだ候補を自分で見比べていました。順位が低くても、比較サイトの中に載っていれば見つけてもらえました。
AIに聞く場合はそうなりません。「〇〇市で、中2の子に合う個別指導塾を教えて」と聞かれたAIは、候補を並べるのではなく、絞ったうえで理由をつけて答えます。
ここで見ていただきたいのは、絞られること以上に、AIが挙げている理由の中身です。料金、対象学年、指導形態、自習室の有無。どれも塾側が自分のページに書いておくべき情報で、書いていなければAIは触れようがありません。
SEO対策とAI検索対策、どちらを先にやるべき?
どちらが重要かは断定できません。ただし個人塾が先に着手する価値が大きいのはAI検索対策のほうだと考えています。まだ誰も先行しておらず、やることがSEOとも重なるからです。
では実際のところ、塾のホームページはどこまで対応できているのでしょうか。
AIから見た情報の読み取りやすさ(大阪府の学習塾28塾)
課題ありが17塾(60.7%)。それ以上に注目したいのは、◎(良好)と判定できた塾が1つもなかったことです。よくできている塾でも「問題なし」止まりでした。
スマホ対応や更新頻度は、すでに多くの塾が手をつけています。これから始めても、先に取り組んだ塾に追いつくところからです。SEOはさらに厳しく、長年かけて記事を積み上げた大手や比較サイトを個人塾が追い抜くのは簡単ではありません。
AI検索対策は違います。28塾すべてに伸びしろが残っていました。いまはまだ、全員が同じ位置に立っています。
やることが重なるので、二重の手間にはならない
もうひとつ大きいのは、AI検索対策としてやることが、そのまま他にも効くことです。
- 料金を文字で書く → AIが読める。検索エンジンも読める。保護者も、問い合わせる前に分かる
- よくある質問を置く → AIが引用しやすい。検索にも拾われる。面談で毎回同じ説明をしなくてよくなる
- ページごとに説明文をつける → AIが内容を把握できる。検索結果に出る紹介文が整う
「AI対策のためだけの作業」はほとんどありません。だから、どちらか一方を選ぶ話ではないのです。
ただし、AIに引用されることを保証できる方法はありません。できるのは、読み取れる状態にしておくことまでです。「必ずAIに紹介されます」と言う業者がいたら、疑ってください。
具体的に何が足りなかった?
いちばん多かったのは、よくある質問がないことです。28塾のうち18塾で確認できませんでした。次いで構造化データの不足が14塾です。
実際に見た塾の例を、3つ挙げます。塾名は伏せます。
- 構造化データ、よくある質問、ページの説明文がなく、最上位の見出しも設定されていません。料金・対象学年・住所も、塾のページではテキストとして読み取れませんでした
- 料金や住所はテキストで書かれています。一方で構造化データ、よくある質問、ページの説明文がなく、画像の代替テキストも0%で、機械には内容が伝わりにくい状態です
- ページの説明文があり本文量も十分で、料金もテキストで書かれています。一方で最上位の見出しが2つあり、電話番号も文字として読み取れない状態でした
「電話番号が文字として読み取れない」というのは、電話番号が画像になっているということです。人間には見えていても、AIには読めません。
何から直せばいい?
①料金と対象学年を文字で書く ②よくある質問を5問置く ③ページごとに説明文をつける。この順です。構造化データは、この3つのあとで構いません。
① 料金と対象学年を、画像ではなく文字で書く
いちばん効きます。保護者がAIに聞く質問の多くは「いくらか」「何年生からか」だからです。料金表を画像で作っている塾は多いのですが、それだとAIも検索エンジンも読めません。画像は残したうえで、同じ内容をテキストでも書いてください。
② よくある質問を5問置く
質問と答えという形式は、AIがそのまま引用しやすい形です。凝った内容は不要で、面談で実際によく聞かれることを5問書けば十分です。
③ ページごとに説明文をつける
検索結果に出る紹介文にあたる部分です。1ページに2〜3行、そのページに何が書いてあるかを書くだけです。
④ 構造化データは、そのあとで
塾の情報を機械が読める形式で書き添える仕組みです。効果はありますが、①〜③に比べると専門的で、制作会社に頼む領域になります。順番としては最後で構いません。
なお、AI検索対策とGoogleマップ対策は別ものです。マップ側の話は塾のMEOは何から始める?にまとめています。
スマ塾なら、どこまで解決できる?
この記事で挙げた課題は、ほとんどがホームページを作り直す段階で片づきます。料金のテキスト化・よくある質問・ページの説明文・構造化データは、スマ塾の制作(5万円〜・税別)に最初から含まれています。
スマ塾は、個人塾・地域密着塾専門のWeb支援サービスです。ここまでに挙げた課題を、どこまでお引き受けできるのかを正直に書きます。
| よくある課題 | スマ塾での対応 |
|---|---|
| 料金・対象学年が画像で、文字として読めない | 制作時にテキストで明示。公開後は管理画面から塾自身で書き換えられます 制作に含む |
| よくある質問がない | AIが引用しやすい形式でFAQを搭載。あとから質問を増やすのも管理画面から 制作に含む |
| ページの説明文がない | 全ページに設定した状態で納品します 制作に含む |
| 構造化データがない | 塾の基本情報とFAQを、機械が読める形式で組み込みます 制作に含む |
| 最上位の見出しが2つあるなど、構造が崩れている | 塾専用の型をベースにするため、最初から整った状態です 制作に含む |
| 公開後、正しく読み取られているか分からない | AI検索での表示確認を継続して行います 月額サポート(任意) |
作って終わりにしないための仕組み
AI検索対策でいちばん難しいのは、最初に整えることではなくそのあと情報が古びていくことです。料金を変えたのにページは去年のまま、という状態はAIにも保護者にも同じように伝わります。
そこでスマ塾では、料金表・よくある質問・お知らせ・合格実績を塾自身が管理画面から更新できる形で納品しています。買い切りなので月額0円、作ったサイトは塾の資産です。
そのうえで、必要な方だけ月額サポートを選べます。あんしん保守(月1,980円・税別)は毎月のサイト分析レポート・死活監視・軽微な修正の代行。集客原稿サポート(月9,800円・税別)はブログ原稿やFAQ回答案の提供と、月1回のAI検索・HP簡易チェック。いずれも任意で、使わなくてもホームページの機能はそのまま使えます。
まずは、無料の診断からどうぞ
いきなり制作の話をするつもりはありません。まずは、この記事と同じ観点でいまのホームページとGoogleマップを診断し、直すべき箇所を優先順位つきでお返しします。無料です。
診断結果を見て、自分でやる・他社に頼む・スマ塾に頼む、どれを選んでいただいても構いません。しつこい営業はしません。
よくある質問
AI検索対策(AIO)とは何ですか?
ChatGPTやGoogleのAIによる回答で、自分の塾の情報が正しく使われるように整えることです。AIが読み取れるのはページに文字として書かれた情報だけなので、料金・対象学年・住所・営業時間を画像ではなくテキストで明示することが基本になります。
なぜ今、塾がAI検索対策をする必要があるのですか?
検索結果は候補を10件ほど並べるので、順位が低くても見てもらえる可能性が残ります。一方AIは答えを3つほどに絞るため、そこに入らなければ候補にすら上がりません。そしてAIが理由として挙げるのは料金・対象学年・特徴で、いずれもページに文字で書かれていなければ引用できない情報です。
SEO対策とAI検索対策、どちらを先にやるべきですか?
どちらが重要かは断定できませんが、個人塾が先に着手する価値が大きいのはAI検索対策のほうです。SEOは長く取り組んだ大手や比較サイトが有利な世界ですが、AI検索対策はまだ先行している塾がほとんどいません。またAI検索対策でやることの多くはSEOにも保護者にも効くため、二重の手間にはなりません。
塾のホームページで、まず何を直せばいいですか?
料金と対象学年を、画像ではなく文字で書くことです。料金表を画像で作っている塾は多いのですが、画像の中の文字は、AIにも検索エンジンにも読めません。画像は残したうえで、同じ内容をテキストでも書いてください。
よくある質問(FAQ)のページは必要ですか?
あると有利です。質問と答えという形式は、AIがそのまま引用しやすい形だからです。凝った内容は不要で、面談で実際によく聞かれることを5問書けば十分です。