何を調べたのか
大阪府内の学習塾28塾について、ホームページとGoogleビジネスプロフィールの両方を1件ずつ見て、8項目を4段階で評価しました。2026年8月6日〜7日の実施です。
2026年7月に公開した40塾のホームページ実態調査では、ホームページだけを7項目で見ていました。今回は「Googleマップ」と「検索とAIでの見つかりやすさ」の2項目を追加し、地域の保護者が塾を見つけるまでの導線全体を対象にしています。
この2項目を足したのは、保護者の塾探しが「地域名+塾」のマップ検索から始まること、そしてAIに聞いて候補を絞る保護者が出てきたことによります。
8項目の集計結果
課題があった塾がいちばん多かったのは検索とAIでの見つかりやすさで17塾(60.7%)。次いで情報の鮮度が16塾(57.1%)、Googleマップが14塾(50.0%)でした。
| 診断項目 | ◎ 良好 | ◯ 問題なし | △ 改善の余地 | ✕ 要対応 | 課題あり率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 検索とAIでの見つかりやすさ | 0 | 11 | 12 | 5 | 60.7% |
| 情報の鮮度 | 5 | 7 | 13 | 3 | 57.1% |
| Googleマップ | 9 | 5 | 8 | 6 | 50.0% |
| 信頼要素 | 10 | 7 | 11 | 0 | 39.3% |
| 問い合わせ導線 | 9 | 11 | 8 | 0 | 28.6% |
| スマホ表示 | 17 | 8 | 1 | 2 | 10.7% |
| ファーストビュー | 2 | 23 | 3 | 0 | 10.7% |
| 塾選びの必須情報 | 11 | 15 | 2 | 0 | 7.1% |
「課題あり率」は、△(改善の余地)と✕(要対応)を合算した割合です。
検索とAIでの見つかりやすさ(60.7%)
28塾中17塾に課題。それ以上に注目したいのは、◎(良好)と判定できた塾が1つもなかったことです。8項目のうち、◎がゼロだったのはこの項目だけでした。
検索とAIでの見つかりやすさ(28塾)
内訳として多かったのは、次の3つです。
- よくある質問がない……18塾。質問と答えの形式は、AIがそのまま引用しやすい形です
- 構造化データがない……14塾。塾の情報を機械が読める形式で書き添える仕組みです
- ページの説明文がない……8塾。検索結果に出る紹介文にあたる部分です
加えて、料金・対象学年・電話番号が画像の中にしかなく、文字として読み取れない塾が複数ありました。人間の目には見えていても、AIにも検索エンジンにも読めません。
この項目を詳しく解説した記事は塾のAI検索対策(AIO)とは?いま何をすればいいのかにあります。
Googleマップ(50.0%)
28塾中14塾に課題。ただし内訳を見ると、営業時間や公式サイトの紐付けは設定済みの塾が多く、足りていなかったのはクチコミと写真、そして投稿でした。
特徴的だったのは、この項目だけ◎が9塾と✕が6塾に割れたことです。他の項目のように中間に集まらず、しっかり運用している塾と、ほぼ手つかずの塾に分かれていました。
Googleマップの運用状況(28塾)
クチコミは3件以下が16塾で、うち7塾は0件でした。写真が1枚も登録されていない塾もあります。
この項目を詳しく解説した記事は塾のMEO(Googleマップ対策)とは?何から始めればいいのかにあります。
できている項目:スマホ表示・必須情報
課題が少なかったのは、塾選びの必須情報(7.1%)、スマホ表示(10.7%)、ファーストビュー(10.7%)です。特にスマホ表示は17塾が◎で、8項目中いちばん良い結果でした。
数年前であれば「スマホで見ると崩れる」は典型的な指摘でしたが、いまはほぼ解消しています。ホームページ制作の標準がスマホ前提になったこと、塾側が実際にスマホで確認するようになったことが理由と考えられます。
ただし、ファーストビューは◎が2塾にとどまり、23塾が◯でした。「崩れてはいないが、特徴が伝わらない」という状態が多数派です。
7月の40塾調査との違い
対象地域と評価項目が違うため、両調査の数値を直接比較することはできません。7月は全国40塾を7項目、今回は大阪府28塾を8項目で評価しています。
7月調査で課題あり率がもっとも高かったのは「検索・技術基盤」でした。今回それを「検索とAIでの見つかりやすさ」に組み替え、AI視点の評価を加えたところ、やはり最上位になっています。調査の設計を変えても、同じ場所に課題が集まりました。
7月の調査結果は学習塾40塾のホームページ実態調査(2026年7月)で公開しています。
よくある質問
この調査の対象は何塾ですか?
大阪府内の学習塾28塾です。2026年8月6日から7日にかけて、各塾のホームページとGoogleビジネスプロフィールを1件ずつ閲覧し、8項目を◎・◯・△・✕の4段階で評価しました。無作為抽出ではないため、全国の学習塾の実態を代表するものではなく、この28塾についての集計結果です。
いちばん課題が多かった項目は何ですか?
「検索とAIでの見つかりやすさ」で、28塾中17塾(60.7%)に課題がありました。次いで「情報の鮮度」が16塾(57.1%)、「Googleマップ」が14塾(50.0%)です。一方で「塾選びの必須情報」は2塾(7.1%)、「スマホ表示」と「ファーストビュー」は各3塾(10.7%)にとどまりました。
2026年7月の40塾調査とは何が違いますか?
対象地域と評価項目が違います。7月調査は全国40塾を7項目で評価しましたが、今回は大阪府内の28塾を対象に、「Googleマップ」と「検索とAIでの見つかりやすさ」の2項目を新たに加えた8項目で評価しました。そのため両調査の数値を直接比較することはできません。
この数値は引用してもいいですか?
はい。本ページの集計値は自由に引用いただけます。引用の際は、出典として本ページのURLを明記してください。個別の塾名は公開していません。