結論:地域名・対象学年・指導形態を置く

スクロールせずに見える範囲に、この3つを置いてください。キャッチコピーは今のままで構いません。その下に3行足すだけです。

  • 地域名……市区名か駅名。保護者は「通える範囲か」を最初に確かめます
  • 対象学年……小学生からか、中学生だけか。うちの子が対象かどうかです
  • 指導形態……個別か集団か、1対1か1対2か。ここで料金感も伝わります

診断で最も分かりやすかった例は、キャッチコピーの直下に「小学1〜3年生対象・無学年能力別・駅から徒歩2分・開校時期」が並んでいる塾でした。3秒でどんな塾か分かります。

コピーを捨てる必要はありません。足すだけなので、いまの雰囲気を壊しません。82塾を見たかぎり、これが最も費用対効果の高い変更でした。
同じキャッチコピーの下に、地域名・対象学年・指導形態の3行を足した場合と足さない場合を並べた比較図
左右でキャッチコピーは同じです。違いは、その下に3行あるかどうかだけ。塾名・地域名はすべて架空のものです。

なぜ3つなのか

保護者が最初に確かめるのが、通えるか・対象か・形式が合うかの3つだからです。ここが分からないと、次の行を読む理由がありません。

そして判断は、スマートフォンの小さな画面で数秒のうちに行われます。パソコンで作り込んだ画面をそのまま見ているわけではありません。

キャッチコピーだけでは、この3つは伝わりません。「勉強の不安を、自信に変える」という一文からは、どこの塾かも、何年生向けかも読み取れないためです。

実際、82塾はどうだったか

82塾のうち「要対応」は0塾。表示が壊れている塾はありませんでした。ただし「良好」は17塾で、39塾が「問題なし」止まりです。

最初の画面で塾の特徴が伝わるか(82塾)

  • ◎ 良好17塾
  • ◯ 問題なし39塾
  • △ 改善の余地26塾
  • ✕ 要対応0塾
「課題あり」は△と✕の合計で26塾(31.7%)。✕が0塾で◯が最多という分布は、9項目のなかでこの項目だけでした。
この分布が、この項目の本質です。「壊れている」問題はすでに解決していて、残っているのは「伝わらない」問題です。数年前なら「スマホで崩れる」が指摘の中心でしたが、いまは違います。

「問題なし」で止まる塾に共通すること

誰にでも当てはまる言葉が置かれていることです。診断した塾の所見から挙げます。塾名は伏せています。

  • 「勉強の不安を、自信に変える」……姿勢は伝わるが、勉強の不安はほとんどの家庭が抱えている。みんなに当てはまる言葉は、かえって誰にも強く刺さらない
  • 「ちゃんと見てもらえる塾」……他塾でもそのまま使える言葉で、その塾の強みが最初の画面に出ていない
  • 「とことんやる。だから成績が上がる。」……姿勢はよく伝わるが、どこの・誰向けの塾かまでは分からない

どれも悪い言葉ではありません。問題は、競合の塾名に差し替えてもそのまま成立してしまうことです。

あわせて多かったのが、いちばん強い特徴が最初の画面に無いという指摘でした。ページの表題には「発達支援」と入っているのに画面上にその4文字が出てこない塾、「地元の中学に強い」と中学名が並ぶ場面が少しスクロールしたところにある塾などです。

スマホで必ず確認してください

パソコンで整っていても、スマートフォンで崩れることがあります。診断では両者で見え方がまったく違う塾が複数ありました。

  • パソコンでは鉛筆とノートの写真にコピーが重なって整っているが、スマートフォンでは写真が人物の顔の一部を大きく引き伸ばした形になり、何の場面か分からない
  • スマートフォンで開くとロゴと大きな写真だけが表示され、文章がほとんど見えない
  • 最初の画面に出るのが管理画面のスクリーンショットで、初めて訪れた人には何の画面か伝わらない

写真の切り取られ方は、画面の幅によって変わります。横長の写真をスマホで表示すると、中央だけが拡大されるためです。人物が写っている写真ほど、この事故が起きやすくなります。

横長の写真がパソコンでは全体が見えるのに対し、スマートフォンでは中央だけが拡大されて人物が切れることを示した図
同じ写真でも、画面の幅によって見えている範囲が変わります。赤い破線が、スマートフォンで残る範囲です。

確認は簡単です。ご自身のスマホでホームページを開き、スクロールせずに見えるものを声に出して読んでみてください。そこに地域名・対象学年・指導形態が出てこなければ、直す価値があります。

何から手をつければいい?

①スマホで実機確認 ②コピーの下に3行足す ③写真を縦位置のものに差し替える。この順です。

① スマホで実機確認

まずここからです。パソコンの画面を縮めた確認では、写真の切り取られ方までは分かりません。実際の端末で開いてください。

② コピーの下に3行足す

地域名・対象学年・指導形態。既存のコピーはそのままで構いません。足すだけなので、既存の雰囲気を壊しません。

③ 写真を差し替える

スマホで切れてしまう写真は、縦位置か、中央に主題があるものに替えてください。人物の顔が中途半端に切れるくらいなら、教室全体の写真のほうが安全です。

スマ塾なら、どこまで解決できる?

最初の画面の構成は制作(5万円〜・税別)に含まれます。スマホでの見え方も、こちらで確認して納品します。

スマ塾は、個人塾・地域密着塾専門のWeb支援サービスです。ここまでに挙げた課題について、何ができるかを正直に書きます。

よくある課題と、スマ塾での対応
よくある課題スマ塾での対応
最初の画面に地域名・対象学年・指導形態が出ていない塾専用の型に最初から組み込まれています
制作に含む
スマホで写真が変な位置で切れる1440px・768px・390pxで実際に開いて確認したうえで納品します
制作に含む
コピーが他塾でも使える言葉になっているその塾でしか言えない一文を、ご相談しながら決めます
制作に含む
強みが下のほうに埋もれている最初の画面に何を置くかから設計し直します
制作に含む
念のため書いておきます。最初の画面を直せば問い合わせが増える、と保証するものではありません。できるのは、その塾の強みが最初の数秒で伝わる状態にすることまでです。この記事の内容は、スマ塾に頼まなくてもご自身で実行できます。

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よくある質問

塾のホームページの最初の画面には何を書くべきですか?

地域名・対象学年・指導形態の3つです。82塾の診断では、良好と判定した塾の多くがキャッチコピーの直下にこの3点を並べていました。逆に課題ありとした塾は、姿勢を伝えるコピーはあっても「どこの、誰向けの塾か」が最初の画面に無い状態でした。

キャッチコピーは何を書けばいいですか?

その塾でしか言えないことを書いてください。「勉強の不安を自信に変える」のような言葉は、ほとんどの家庭が抱える悩みなので、みんなに当てはまるぶん誰にも強くは刺さりません。指導形態や対象、地域を含めた具体的な一文のほうが効きます。

パソコンで確認すれば十分ですか?

不十分です。診断では、パソコンでは整っているのにスマートフォンで開くと写真が人物の顔の一部を大きく引き伸ばした形になり、何の場面か分からない塾がありました。保護者の多くはスマートフォンで見るため、必ず実機で確認してください。

写真とキャッチコピー、どちらを優先すべきですか?

文字です。診断では、スマートフォンで開くとロゴと大きな写真だけが表示され、文章がほとんど見えない塾がありました。写真は雰囲気を伝えますが、「どこの、誰向けの塾か」は文字でしか伝わりません。

本記事の数値は、スマ塾が2026年7月13日〜8月18日に学習塾82塾のホームページを診断した結果によります。全項目の集計と調査方法は学習塾ホームページ実態調査 ── 累計82塾で公開しています。数値の引用はレポート側をご参照ください。

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