結論:載せたほうがいい

料金は載せたほうが有利です。理由は単純で、隠して守れるのは、問い合わせる手間をかけない同業者からだけだからです。

同業者が本気で調べるなら、資料請求でも問い合わせでも金額は分かります。つまり価格を隠して防げるのは、その手間すらかけない相手だけです。

一方で保護者は、金額の分からない塾を比較の土俵に乗せにくい。候補を3つに絞る段階で、金額不明の塾は落ちます。守れるものは小さく、失うものは大きい、というのが基本的な構図です。

「金額だけで判断されたくない」という気持ちは分かります。ただ、それは金額を隠すのではなく、金額の隣に条件を書くことで解決できます。「1対2で週2回、担当は固定」と併記されていれば、数字だけの比較にはなりません。

「まず話を聞いてほしい」は、通じにくい

載せたくない理由でいちばん多いのが、これだと思います。ただしそれは塾側の希望で、保護者から見ると事情が違います。

保護者からすると、金額を聞くためだけに問い合わせるのは負担です。断る前提の連絡はしたくない、という心理も働きます。「高かったら断らないといけない」と思うと、そもそも連絡しません。

コースが複雑で一言で書けない、という理由もよく聞きます。その場合は代表的なコース1つの月額を目安として書き、詳細は面談でとするだけで十分です。全部書く必要はありません。

実際、多くの塾はもう載せている

82塾を診断したところ、料金・対象学年・実績といった必須情報の課題は13塾(15.9%)で、9項目のなかで最も少ない項目でした。載せないという判断は、すでに少数派です。

塾選びの必須情報が揃っているか(82塾)

  • ◎ 良好31塾
  • ◯ 問題なし38塾
  • △ 改善の余地13塾
  • ✕ 要対応0塾
「課題あり」は△と✕の合計で13塾(15.9%)。9項目のなかで最も課題が少ない項目です。

課題ありとした13塾の中身も、ほぼ一点でした。料金がどこにも見当たらないことです。他の情報は揃っているのに、金額だけが無い。診断した所見から挙げます。塾名は伏せています。

  • 対象学年ごとのページがあり、指導形態も「1対2の完全個別指導」と明記。住所・最寄駅からの徒歩時間・受付時間も文字で書かれている。一方、拝見した範囲では料金の記載が見当たらなかった
  • 対象は「年少から成人まで」と書かれ、指導内容のページも整っている。ただし料金の記載も、本部サイトの料金ページへ案内するリンクも無かった
  • 料金は特定商取引法のページに「ご入塾前の資料請求段階でご確認いただけます」とあり、サイト上に金額の記載は無かった
  • 合格実績や指導方針は丁寧に書かれている一方、月謝の目安が見つけやすい位置になく、比較段階でたどり着きにくい

いずれも、ホームページの出来が悪いわけではありません。むしろよく作られています。金額という一点だけが抜けている状態です。

載せる場合、どう書くか

◎と判定した31塾を見ると、共通しているのは金額・条件・その他費用の3点セットです。

  • 金額……月額かコマ単価。税込か税別かを明記します
  • 条件……対象学年、週何回、1回何分、指導形態(1対1か1対2か)
  • その他費用……入会金、教材費、季節講習。ここを書いていない塾が多く、後から聞いて驚かれる原因になります

診断で最も開示が進んでいた塾は、コース3種の1コマ単価と月額モデル、入会金、指導形態、受講形式、対応エリア、よくある質問5問、利用規約まで揃っていました。個人塾でここまで開示されているサイトは多くありません。

すべてを揃えるのが難しければ、いちばん通ってほしいコース1つの月額から始めてください。それだけでも、比較の土俵には乗ります。

載せ方でつまずいている例

料金は載っているのに、最初に目に入る金額が意図と違うケースがありました。

ある塾は、料金・時間割・5年分の合格実績と、判断材料がよく揃っていました。ただし料金ページで最初に目に入るのが「1対1・週1回」の月額で、いちばん通ってほしいコースが主役になっていませんでした。

もう1つ、同じ塾への指摘です。「自立学習」というコース名が、先生が付かない時間と受け取られやすいという点でした。実際の中身がどうであれ、名前で誤解されると損をします。

料金ページは、安い順に並べるのではなく、通ってほしい順に並べる。これだけで印象が変わります。

スマ塾なら、どこまで解決できる?

料金表を塾自身で書き換えられる形で納品します。制作(5万円〜・税別)に含まれます。金額をいくらにするかは、塾長の判断です。

スマ塾は、個人塾・地域密着塾専門のWeb支援サービスです。ここまでに挙げた課題について、何ができるかを正直に書きます。

よくある課題と、スマ塾での対応
よくある課題スマ塾での対応
料金がどこにも載っていない料金表の枠を用意します。公開後は管理画面から書き換えられます
制作に含む
料金が画像で、文字として読めないテキストで掲載します。AIにも検索エンジンにも読める形です
制作に含む
入会金や教材費が書かれていない金額・条件・その他費用の3点が揃う型でご用意します
制作に含む
通ってほしいコースが主役になっていない並び順と見せ方をご相談しながら決めます
制作に含む
料金改定のたびに制作会社へ依頼している管理画面から塾自身で変更できます。依頼も費用も不要です
制作に含む
念のため書いておきます。いくらに設定するか、どこまで開示するかは、塾長の経営判断です。私たちにできるのは、決めたことが正しく伝わる形にすることまでです。この記事の内容は、スマ塾に頼まなくてもご自身で実行できます。

まずは、無料の診断からどうぞ

いきなり制作の話をするつもりはありません。まずは、この記事と同じ観点でいまのホームページを診断し、直すべき箇所を優先順位つきでお返しします。無料です。

診断結果を見て、自分でやる・他社に頼む・スマ塾に頼む、どれを選んでいただいても構いません。しつこい営業はしません。

よくある質問

塾のホームページに料金を載せるべきですか?

載せることをおすすめします。82塾の診断では、料金や対象学年などの必須情報の課題は13塾(15.9%)と9項目のなかで最も少なく、多くの塾がすでに載せていました。載せていない塾は、比較検討の段階で候補から外れている可能性があります。

料金を載せると他塾に真似されませんか?

同業者は問い合わせをすれば分かるため、隠しても効果は限られます。一方で保護者は、料金が分からないと比較の対象にしにくくなります。守れる情報の価値と、失う問い合わせを比べて判断してください。

料金が複雑で一言で書けない場合はどうすればいいですか?

代表的なコース1つの月額を目安として書き、詳細は面談でとするだけでも変わります。診断で良好とした塾には、コース別の月謝表や1コマ単価、入会金まで開示している例がありました。すべてを書くのが難しければ、いちばん通ってほしいコースの金額から始めてください。

料金ページで気をつけることはありますか?

最初に目に入る金額を意識してください。診断では、料金ページの先頭が週1回の最安コースになっていて、いちばん通ってほしいコースが主役になっていない塾がありました。また「自立学習」のようなコース名は、先生が付かない時間と受け取られることがあります。

本記事の数値は、スマ塾が2026年7月13日〜8月18日に学習塾82塾のホームページを診断した結果によります。全項目の集計と調査方法は学習塾ホームページ実態調査 ── 累計82塾で公開しています。数値の引用はレポート側をご参照ください。

あなたの塾のホームページも、無料で診断します

この記事と同じ観点で、ホームページとGoogleマップの状態をチェックします。直すべき箇所を優先順位つきでお返しします。

無料でHP診断を受ける